サポート検索
ノートパソコンのバッテリー取り扱いについて
最終更新日:2023.08.31
カテゴリー:サポートトップ > 電源・充電・バッテリー
リチウムポリマーバッテリーの特徴
リチウムポリマーバッテリーは、高分子ポリマー材料を電解質として使用します。
その特性は以下の通りです。
- 安定性と耐火性: リチウムポリマーバッテリーは、燃えにくく、非常に安定性の高い材料でできています。つまり、安全性が高いという特徴があります。
- 短絡(ショート)時の化学変化とガス発生: バッテリーが短絡した場合でも、特別な化学変化が起こり、ガスが発生します。この際、バッテリーセルを覆うアルミシールが膨らむだけで、ガスが外部に漏れ出すことはありません。
- 形状の適応性: リチウムポリマーバッテリーは、さまざまな形状に適応できます。円筒状やシート状など、多彩な形状に製造できます。
- 熱効率向上のシートデザイン: シート状の設計を採用することで、電解面積や放熱面積を広げ、バッテリーの熱上昇を抑えることができます。
- 高速な放電能力: リチウムポリマーバッテリーは高速な放電が可能で、急速な電力供給ができます。
- 低有害物質: リチウムポリマーバッテリーには、リチウムイオンバッテリーよりもはるかに少ない有害物質が含まれています。環境に与える影響が少ないです。
これらの特性により、リチウムポリマーバッテリーは、多くの電子機器で使用されており、安全性と柔軟性を提供しています。
バッテリーの取り扱いや保守が重要で、膨張や劣化に対処する際には慎重さが求められます。
そして、バッテリーの交換や充電管理を適切に行うことで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
—————————————————————————–
GM-JAPANノートパソコン バッテリーサイクル回数(充放電回数):約400回
—————————————————————————–
バッテリーが膨張する原因:
- 過充電:バッテリーが過充電されると、内部で化学反応が過剰に進行し、バッテリーが過熱して、劣化加速し、完全消耗済になりますと、膨張する可能性があります。
- 高温環境:リチウムポリマーバッテリーは高温にさらされると、電解液が蒸発し、バッテリー内部の圧力が上昇することがあります。この結果、バッテリーが膨張する可能性があります。高温での使用や長時間の放置は、バッテリーの寿命を短縮し、膨張の原因となることがあります。
- 物理的な損傷:バッテリーが物理的なダメージを受けると、内部のセパレーターが損傷し、正極と負極が短絡することがあります。この状態ではバッテリーが過熱し、膨張する可能性があります。例えば、バッテリーを落としたり、圧力をかけたりすることで損傷が生じることがあります。
- 長期間の保管(過放電):バッテリーが長期間使用されない場合、電極材料が劣化することがあり、バッテリーの性能が低下し、膨張の原因となることがあります。
注意点
膨張したバッテリーのコーティングを破いたり、キズをつけないでください。
電池内部の回路がショートし、発熱・発火などの危険があります。絶対に行なってはいけません。
弊社にてバッテリー交換作業をご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。
お預かりの場合、日数は約2営業日が目安です。 →クリック
お客様ご自身でバッテリー交換を行う場合は次のURLよりバッテリーをお求めください。 →クリック
バッテリーの充電と保管についての注意事項
- 満充電に保つ: バッテリーをできるだけ満充電に保つことが長寿命の秘訣です。充電が完了したら、充電ケーブルを抜くことを忘れずに。
- 適切な環境で保存: バッテリーは、直射日光を避け、湿度が低く、涼しい場所で使用、保存することが大切です。推奨使用/保存環境:10℃-30℃
- 過充電を防ぐ: パソコンを使用しない際に、バッテリーが満充電に達したら、充電を続けないように注意しましょう。
- パソコン本体を保管する際、バッテリーを50%充電以下の状態で長期間保管すると、バッテリーの寿命を縮める可能性があります。過放電状態になると、バッテリーは再充電できなくなります。したがって、長期間パソコンを使用しない場合は、1ヶ月に1回程度、バッテリー残量を確認し、50%以下になったら80~100%の範囲まで充電を行いましょう。
- GM-JAPANのノートパソコンに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、おおよそ400回程度の充放電サイクルが可能です。バッテリーの寿命は使用環境により異なりますが、通常は『使用開始から1年』が目安です。バッテリーを繰り返し充放電すると、徐々に劣化し、バッテリー容量が低下します。
- パソコンの使用中やバッテリーの充電中は、パソコン本体および電源アダプタの周りに十分な空気循環を確保し、適切な冷却を行いましょう。また、オーブンやヒーター、ドライヤーの近くでパソコンを使用する場合には、特に注意が必要です。
- 雷が鳴り始めた場合は、速やかにパソコン本体の使用を中止し、AC電源を取り外し、バッテリー電源に切り替えましょう。
- バッテリーに衝撃や力を加えないように十分に注意し、パソコン本体およびバッテリーの故障を防ぎましょう。
関連するサポート情報
- 関連アイテムはまだありません。